本デベロッパー・ガイドおよびリファレンスには、組込み関数に関する詳細は記載されていません。利用可能な組込み関数の詳細は、インテル® 組込み関数ガイド (https://software.intel.com/sites/landingpage/IntrinsicsGuide/ (英語)) を参照してください。
以下は、一般的な情報です。
組込み関数は、アセンブリー・コードの関数で、アセンブリー命令の代わりに C++ 関数呼び出しと変数を使用できます。
組込み関数はホストでのみ利用可能です。
組込み関数はインライン展開され、関数呼び出しのオーバーヘッドを減少します。インライン・アセンブリーと同様の利点を提供する組込み関数は、コードの読みやすさを向上し、命令スケジュールを支援し、デバッグの労力を軽減するのに役立ちます。
組込み関数によって、C および C++ 言語の標準的な構文では生成できない命令を利用できます。
インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーで組込み関数を利用するコードを使用するには、次の操作を行います。
コンパイラーがプロセッサー/アーキテクチャー固有の組込み関数を認識できるように、march コンパイラー・オプションを使用します。
組込み関数を定義する immintrin.h ヘッダーファイルをインクルードします。
すべてのインテル® プロセッサーで組込み関数がすべてサポートされているわけではないことに注意してください。インテル® プロセッサーでサポートされている組込み関数の詳細は、「製品仕様」の「プロセッサー」ページを参照してください。プロセッサー・スペック・ファインダー・ツールで、すべてのプロセッサー・ドキュメントと、各プロセッサーによりサポートされている組込み関数を含む機能をリストしたデータシートにアクセスできます。