このセクションでは、Microsoft* Visual C++* からインテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー Windows* 版にアプリケーションを移植する際の基本的なアプローチを説明します。
Windows* コマンドラインからアプリケーションをビルドする場合、makefile を変更し、Microsoft* Visual C++* の代わりにインテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーを起動するだけで、Microsoft* Visual C++* からインテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーへアプリケーションを移植できます。
インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーの Microsoft* Visual Studio* への統合では、インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーへの変換パスが提供されるため、Visual C++* プロジェクトをインテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーでビルドできます。このバージョンのインテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーでは以下がサポートされています。
Microsoft* Visual Studio* 2019
Microsoft* Visual Studio* 2017
インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーを Microsoft* Visual Studio* で使用する方法の詳細は、このドキュメントの該当するセクションを参照してください。
インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーでは、Microsoft* 製品で提供しているようなコンパイラー・オプション、マクロ、環境変数を多くサポートしています。
あるコンパイラーから別のコンパイラーへアプリケーションを移植する場合の課題の 1 つは、アプリケーションのビルドに使用するコンパイラー・オプションがサポートされているかどうかを確認することです。インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーと Microsoft* Visual C++* の両方でサポートされているコンパイラー・オプションについては、「コンパイラー・オプション」に説明があります。