g

オブジェクト・ファイルに指定されたレベルのデバッグ情報を生成するようにコンパイラーに指示します。

構文

Linux*:

-g[n]

macOS*:

-g[n]

Windows*:

オプション Zi、Z7、ZI を参照。

引数

n

生成するデバッグ情報のレベル。設定可能な値は以下のとおりです。

0

シンボリック・デバッグ情報の生成を無効にします。

1

スタックトレースの実行に必要な最小限の情報を生成します。

2

詳細なデバッグ情報を生成します。これは、n なしで -g を指定するのと同じです。

3

一部のツールで役立つ追加情報を生成します。

デフォルト

-g または -g2

コンパイラーは、詳細なデバッグ情報を生成します。

説明

オプション -g は、シンボリック・デバッグ情報をオブジェクト・ファイルに生成するようにコンパイラーに指示します。これは、オブジェクト・ファイルのサイズを大きくします。

コンパイラーは、アセンブリー・ファイルへのデバッグ情報の生成はサポートしていません。このオプションを指定すると、生成されるオブジェクト・ファイルにはデバッグ情報が含まれますが、アセンブリー・ファイルには含まれません。

このオプションは、同じコマンドラインで -O2 (またはそれ以上) が明示的に指定されていない限り、-O2 をオフにして -O0 をデフォルトにします。

-g または -O0 オプションを指定すると -fno-omit-frame-pointer オプションが設定されます。

これは C++ 固有のコンテンツです。DPC++ には適用されません。Linux* では、最適化 (オプション -O2 以上) とデバッグ (オプション -g) を有効にしてコンパイルすると、デフォルトで -debug inline-debug-info オプションが有効になります。

-g コンパイラー・オプションを指定すると、DWARF バージョン 3 形式でデバッグ情報が生成されます。一部の解析ツールの古いバージョンでは、正しく処理されるように -gdwarf-2 オプションでアプリケーションをビルドする必要があります。

IDE オプション

Visual Studio*: なし

Eclipse*: [General] > [Include Debug Information]

Xcode*: [General] > [Generate Debug Information]

代替オプション

Linux*: なし

Windows*: /Zi、/Z7、/ZI

関連情報